潤井戸村(読み)うるいどむら

日本歴史地名大系 「潤井戸村」の解説

潤井戸村
うるいどむら

[現在地名]市原市潤井戸

喜多きた村の北西に位置し、伊南房州通いなんぼうしゆうどおり往還が通る。「和名抄」上総国市原郡湿津うるいつ郷の遺称地とされる。上宿かみじく・中宿・下新宿しもしんじゆくなどの地名がある。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高四二六石。寛永一〇年(一六三三)の久遠寺法花宗諸寺目録に潤井土長伝ちようでん寺とみえる。正保国絵図では高四三六石余。元禄一四年(一七〇一)当時は旗本本多領(本多四公日記)。元禄郷帳では高四七六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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