潮待・汐待(読み)しおまち

精選版 日本国語大辞典 「潮待・汐待」の意味・読み・例文・類語

しお‐まち しほ‥【潮待・汐待】

〘名〙
① 潮の干満による流れが、船の進行にさからうとき、順潮を待って停泊すること。潮懸り
※俳諧・句兄弟(1694)中「かけむかひ機へる床のいとまなし〈黄山〉 思はぬ舟に昼の汐待銀杏〉」
② よい時機、機会を待つこと。
人情本春色辰巳園(1833‐35)後「まさか其方が陸釣の汐待(シホマチ)といふひまもあるめへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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