濃淡(読み)のうたん

精選版 日本国語大辞典 「濃淡」の意味・読み・例文・類語

のう‐たん【濃淡】

〘名〙 (色彩明暗や味、または一般的に程度などが)濃いことと薄いこと。厚薄(こうはく)
性霊集‐三(835頃)中寿感興詩「祥雲濃淡御邸出 瑞草秋冬感帝仁」
随筆胆大小心録(1808)一四〇「点は濃淡の手練にありて、其妙にいたるべし」 〔蕭穎士‐庭莎賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「濃淡」の意味・読み・例文・類語

のう‐たん【濃淡】

色や味などの濃いことと、うすいこと。「絵の具濃淡をつける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「濃淡」の読み・字形・画数・意味

【濃淡】のうたん

こいうすい。厚薄。〔文心雕竜、鎔裁、賛〕辭は川のるるが如し。るれば則ち氾濫(はんらん)す。損衡(けんかう)し、濃淡を斟(しんしやく)す。

字通「濃」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android