濡事師・濡事仕(読み)ぬれごとし

精選版 日本国語大辞典 「濡事師・濡事仕」の意味・読み・例文・類語

ぬれごと‐し【濡事師・濡事仕】

〘名〙
歌舞伎で、男女の濡れ事を得意とする役者色事師和事師
※滑稽本・風来六部集(1780)飛だ噂の評「わけて立役、ぬれ事師、女に贔屓(ひいき)せらるれば、桟敷(さんじき)の入が多ひ迚(とて)給金も上る也」
情事に巧みな人。女たらし。
談義本・教訓雑長持(1752)五「おしへず共、濡事仕(ヌレゴトシ)には成やすいに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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