瀬底土帝君祠(読み)しーくどうーていくのほこら

日本歴史地名大系 「瀬底土帝君祠」の解説

瀬底土帝君祠
しーくどうーていくのほこら

[現在地名]本部町瀬底

瀬底せそこ集落の南部にあり、瀬底土帝はシークドゥーティと発音する。赤瓦屋根と漆喰の塗られた建物で、奥に土帝君を祀った祠がある。回りは琉球石灰岩石積みで囲われ、庭(ナー)大木コバテイシがある。二〇〇〇年(平成一二年)に国の重要文化財(建造物)に指定された。当地の上間家(地元では瀬底ウェーキともいう)は一七世紀後半瀬底せそこ島に渡り(国頭郡志)、二世から五世まで健堅親雲上とよばれ、本部むとうぶ間切の地頭代を勤めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android