瀬戸[市](読み)せと

百科事典マイペディア 「瀬戸[市]」の意味・わかりやすい解説

瀬戸[市]【せと】

愛知県北部の市。1929年市制。矢田川上流の美濃三河高原にあり,名鉄瀬戸線,愛知環状鉄道が通じる。良質の陶土を産し,鎌倉時代以降瀬戸焼で知られ,文化年間から磁器も生産した。日本最大の窯業都市で,和洋食器,碍子(がいし),陶芸品を多産近年は製造品出荷額では電気機器工業が窯業を超える(2003)までに成長した。陶磁器センター,徳川義直の廟所定光寺がある。2005年愛知万博が開催。111.40km2。13万2224人(2010)。
→関連項目黄瀬戸

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