瀬波(読み)せなみ

改訂新版 世界大百科事典 「瀬波」の意味・わかりやすい解説

瀬波[温泉] (せなみ)

新潟県北部,村上市の日本海岸にある臨海温泉。羽越本線村上駅の西約2.7kmにある。1904年山居山の中腹で石油井を掘削中,突然噴湯したことに始まる。泉質食塩泉,泉温70~100℃,11の泉源から豊富な湯が湧き出している。温泉街は山居山麓より赤松に囲まれた海岸砂丘にのび,佐渡,粟(あわ)島の眺望もよく,夏は海水浴が楽しめる。国道345号線沿い,南の岩船への途中に県民いこいの森,磐舟柵(いわふねのさく)が,北方には日本海の景勝笹川流(ささがわながれ)がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android