瀬見(読み)せみ

改訂新版 世界大百科事典 「瀬見」の意味・わかりやすい解説

瀬見[温泉] (せみ)

山形県北東部,最上郡最上町にある温泉。JR陸羽東線瀬見温泉駅の南西約1kmに位置し,最上川支流の小国川清流に臨み閑静な温泉街を形成している。セッコウ泉,63~68℃。1187年(文治3)源義経主従が平泉に落ちのびる折に発見したという伝説があり,付近には義経一行にちなんだ旧跡が多い。古くから新庄奥座敷といわれ,また出羽三山行者の宿坊もあった。長沢から瀬見にかけての小国川渓流は松原アユの名で知られるアユ釣りの名所。温泉裏山には初・中級向きの瀬見温泉スキー場がある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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