デジタル大辞泉
「火事場見廻」の意味・読み・例文・類語
かじば‐みまわり〔クワジばみまはり〕【火事場見×廻】
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かじば‐みまわり クヮジばみまはり【火事場見廻】
〘名〙 江戸幕府の職名。享保六年(
一七二一)設置。若年寄の
支配。江戸に
火災の発生した際、
風下にあたる
武家屋敷、また
寺社、
町方へも出役し、消火の指揮をとるとともに、
焼け跡を見回り、
出火原因、被害状況を調査報告し、
定火消(じょうひけ)しの火事場での勤務状況をも監察した。
※禁令考‐前集・第三・巻二九・享保九年(1724)正月一八日「出火之節、風下之屋敷方并寺社町等迄火事場見廻り之面々打廻り、防之儀差引いたし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報