火山性地震とは異なり,長時間継続する震動をいい,マグマだまりの振動,火道中のマグマやガスの振動,溶岩の流動と噴出などによって起こされる。発生原因はさまざまであるが,流体の運動によって起こされると考えられている。ほとんど無感であり,振動周期は発生要因にしたがって異なる。平常連続的に微動が観測される火山もあれば,噴火の時のみ観測される火山もある。一般に,流動性に富んだマグマの火山では,平常,微動が観測される場合が多い。このように,火山性微動は地下のマグマの運動によって発生すると考えられるので,噴火の前兆現象としても重要である。たとえば阿蘇山では,噴火が近づくと微動の振幅がしだいに大きくなり,それが急に止まってから噴火する例が多く,噴火予知の重要な手がかりとなっている。キラウェア火山では微動の発生源が20kmと深いものも観測されており,マグマが深い所から供給されていることを裏づけている。
執筆者:下鶴 大輔
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...