火弄(読み)ひいじり

精選版 日本国語大辞典 「火弄」の意味・読み・例文・類語

ひ‐いじり ‥いぢり【火弄】

〘名〙 火をもてあそぶこと。子どもが火をいたずらすること。火いたずら。火あそび。
洒落本・志羅川夜船(1789)西岸世界「こっちらの火いぢりをして居る女郎はひてへをかなづちで二つほどくらはせると大橋のお今といふはたけだぜ」

ひ‐ぜせり【火弄】

〘名〙 手すさびに炭火などをいじりまわすこと。火いじり。
※咄本・百物語(1659)下「炉(ゆるり)のほとりに火(ヒ)せせりして咄しゐけるに」

ひ‐なぶり【火弄】

〘名〙 火をもてあそぶこと。火いじり。火あそび。
浄瑠璃心中重井筒(1707)中「人待つ宵の火なぶりや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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