火渡村(読み)ひわたしむら

日本歴史地名大系 「火渡村」の解説

火渡村
ひわたしむら

[現在地名]荻町藤渡ふじわたり

藤渡川の北岸、標高六〇〇メートル前後の渓谷集落が散在する。正保元禄・天保の各郷帳に村名がみえない。貞享二年(一六八五)には葎原組に属し、村位は下、高四五石(農民一揆)。弘化物成帳では葎原組のうち、村位は下、免四ツ五分、田四斗余(四畝余)・畑四三石余(九町五反余)・屋敷八斗余(八畝余)で、開田はなく、開畑二石余(四町二反余)がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android