火炎焼入れ(読み)かえんやきいれ

世界大百科事典(旧版)内の火炎焼入れの言及

【肌焼鋼】より

…このような目的で製造される鋼をとくに窒化鋼という。表面焼入れには,火炎によって表層だけをオーステナイト化して焼き入れる火炎焼入れや,高周波加熱が表層に限定される性質を利用した高周波焼入れの方法がある。浸炭は,溶融塩,ガスまたは減圧アークなどの中で窒化と近い方法が採用されている。…

【表面焼入れ】より

…硬さ,耐摩耗性などの性質を向上させるために,歯車,シリンダー内面,クランク軸ジャーナル面などの表面層だけを焼入れする方法で,一般には鋼材に適用される。高周波焼入れ,火炎焼入れ,電解焼入れなどがある。
[高周波焼入れinduction hardening]
 加熱源として高周波電流によるジュール熱を利用する方法。…

※「火炎焼入れ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」