精選版 日本国語大辞典 「灰とダイヤモンド」の意味・読み・例文・類語
はいとダイヤモンド はひとダイヤモンド【灰とダイヤモンド】
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ポーランドの作家アンジェイエフスキの長編小説。1948年刊。ナチス・ドイツ敗戦の直前、ポーランドのある地方都市の郊外で、2人の労働者が党幹部と誤認され射殺される。難を逃れたその党幹部シチュウカも、テロリスト、マチェックにやがて殺されてしまう。戦争にもてあそばれた人々が織り成す人間模様のなかで、マチェックも酒場の若い女への愛からテロリストとの決別を誓うが、自らの過ちで警備兵に射殺されてしまう。再生に向かう祖国の内部矛盾を描きながらも、新たな出発への明るい予感を抱かせるそのタッチは、多くの共感をよび、戦後文学の傑作の一つとして高い評価を受ける。原作者アンジェイエフスキも脚色に加わり、58年にアンジェイ・ワイダ監督が映画化。マチェックを主人公とし、若いテロリストの破滅を、再生する祖国の状況のなかに描く。「ポーランド派」の代表作として各国で多くの支持を集めた。58年(昭和33)日本公開。
[山田正明]
『川上洸訳『灰とダイヤモンド』(旺文社文庫)』
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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