灰燼に帰す(読み)カイジンニキス

デジタル大辞泉 「灰燼に帰す」の意味・読み・例文・類語

灰燼かいじん・す

跡形もなくすっかり焼けてしまう。灰燼と化す。「重要な文化財が―・した」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「灰燼に帰す」の意味・読み・例文・類語

かいじん【灰燼】 =に 帰(き)す[=と 化(か)す]

焼けて原形をとどめないほどになる。あとかたもなく燃え尽きる。
実隆公記‐文明九年(1477)一一月二二日「仙洞又化灰燼、随身所一宇相残計也」
山吹(1944)〈室生犀星〉四「この火の手暴風とでは都は今宵のうちに灰燼に帰するでござらう」

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