日本大百科全書(ニッポニカ) 「災害救助犬」の意味・わかりやすい解説 災害救助犬さいがいきゅうじょけん 地震や土砂くずれ、雪崩(なだれ)などの自然災害やさまざまな事故による不明者を、嗅覚で探し出すように訓練された犬。警察犬が特定の個人の臭いを追跡するのに対し、災害救助犬は空気中に浮遊する不特定多数の臭いを探知するように訓練される。 災害救助犬の育成は、全国災害救助犬協会、ジャパンケネルクラブ、日本救助犬協会、日本レスキュー協会などのほか、都道府県レベルの協会でも行われている。国内の災害への派遣のほか、2008年(平成20)5月に起きた中国・四川(しせん)大地震後の倒壊家屋の不明者捜索にも、3頭の災害救助犬が派遣されている。[編集部][参照項目] | イヌ | 警察犬 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例