炭頭(読み)スミガシラ

デジタル大辞泉 「炭頭」の意味・読み・例文・類語

すみ‐がしら【炭頭】

一俵の中の特に大きな炭。 冬》池田炭や名のる天下の―/宗因
よく焼けていないためにいぶる炭。 冬》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「炭頭」の意味・読み・例文・類語

すみ‐がしら【炭頭】

〘名〙
① 炭の種類の中でも代表的な上質のもの。また、一俵の中で、形の大きい炭。《季・冬》
地蔵菩薩霊験記(16C後)九「鉾のさきに炭頭(スミガシラ)のごときものを指貫きて奉る」
② 炭のよく焼けきれていなくてけぶるもの。いぶり炭。《季・冬》 〔日葡辞書(1603‐04)〕
※俳諧・俳諧抜書(1650)「をこりかねけぶる茶の湯の炭かしら」

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