炮録火矢(読み)ホウロクビヤ

デジタル大辞泉 「炮録火矢」の意味・読み・例文・類語

ほうろく‐びや〔ハウロク‐〕【×炮録火矢/×炮録火×箭】

戦国時代水軍が用いた火器火薬をこめた銅製弾丸を布で包んで漆を塗り、木筒や鋳筒から発射する。

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精選版 日本国語大辞典 「炮録火矢」の意味・読み・例文・類語

ほうろく‐びやハウロク‥【炮録火矢・炮録火箭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ほうろくひや」とも ) 炮録石火矢のように発射式にしたもの。木筒または鋳筒を用いる。仏狼機(ふつろうき)
    1. [初出の実例]「中国船よりほうろく火矢(ヒヤ)を沼野が船へなげ入焼たてしかば」(出典:信長記(1622)九)

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