為ん術(読み)センスベ

デジタル大辞泉 「為ん術」の意味・読み・例文・類語

せん‐すべ【為ん術/詮術】

《「せん」はサ変動詞「す」の未然形助動詞「む(ん)」の連体形の付いたもの。「詮」は当て字》あることをするための手段・方法。なすすべ。せんかた。「―を知らず」

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精選版 日本国語大辞典 「為ん術」の意味・読み・例文・類語

せん‐すべ【為術・詮術】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せん」はサ変動詞「す」の未然形に推量の助動詞「ん」が付いてできたもの ) ほどこすべきてだて。対処し解決する方法。また、自分のとるべき態度行動。なすすべ。せんかた。せんずつ。
    1. [初出の実例]「梓弓 音に聞きて 云はむ術 世武為便(セムすベ)知らに」(出典万葉集(8C後)二・二〇七)

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