精選版 日本国語大辞典 「為上・仕上」の意味・読み・例文・類語
し‐あ・げる【為上・仕上】
〘他ガ下一〙 しあ・ぐ 〘他ガ下二〙 (「し」は動詞「する」の連用形)
① 物事をし終える。なしとげる。また、物をつくりあげる。完成する。
※成簣堂本論語抄(1475頃)学而第一「只冬農をしあけてひまのとき、三日つかう法なり」
② 前よりよくする。手を加えていっそう立派にする。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)四「学文をしあげたぞ」
④ 金銭をつぎこむ。いれあげる。ありがねを使い果たす。
⑤ 仕上(しあげ)③を行なう。
※実隆公記‐大永八年(1528)四月紙背(三条西公条室甘露寺氏消息)「まことに昨日はするするとしあけ候て、御うれしさ、世もいかかとおほつかなく思ひまいらせて候へは」
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