為過す(読み)シソス

デジタル大辞泉 「為過す」の意味・読み・例文・類語

し‐そ・す【過す】

[動サ四]うまくやってのける。しおおせる。
「―・しつとて、うれし」〈落窪・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「為過す」の意味・読み・例文・類語

し‐そ・す【為過】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 うまくやりとげる。十分にしおおせる。
    1. [初出の実例]「返事は、すべて聞えさすれば、世の常なりとよろこびやりつ。しそしつとて、うれし」(出典:落窪物語(10C後)一)
    2. 「東三条の大臣世中を御心のうちにしそしておぼすべかめれど」(出典:栄花物語(1028‐92頃)花山たづぬる中納言)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android