精選版 日本国語大辞典 「烏帽子直衣」の意味・読み・例文・類語
えぼし‐のうし ‥なほし【烏帽子直衣】
※書陵部本春のみやまぢ(1280)二月一〇日「院御ゑぼしなをしにていでさせ給ぬ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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…直衣のごときは日常の服装で,地質,色目,文様など比較的自由であったから,当代の貴族趣味がここに発揮された。烏帽子(えぼし)をかぶり,直衣を着て,指貫をはいた服装を烏帽子直衣といい,貴族はこれを日常の服装としたが,この烏帽子を冠にかえ,冠直衣といって,聴許を得たものはこれで参内することができるようになって,直衣も礼装に準ずるものとなった。狩衣はもと狩猟の襖(あお)系の服であったが,平安後期から鎌倉時代にかけて公家日常の服となり,地質,色目,文様など美麗なものがあらわれた。…
※「烏帽子直衣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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