烏羽玉の(読み)ウバタマノ

デジタル大辞泉 「烏羽玉の」の意味・読み・例文・類語

うばたま‐の【×烏羽玉の】

[枕]烏羽玉1が黒いところから「黒」「やみ」「夜」「夢」などにかかる。ぬばたまの。むばたまの。
「―わが黒髪に年くれて」〈拾遺・雑秋〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「烏羽玉の」の意味・読み・例文・類語

うばたま‐の【烏羽玉の】

(烏羽玉①が黒いところから) 「くろ(黒)」にかかり、さらに「やみ(闇)」「よる(夜)」「ゆうべ(夕)」「かみ(髪)」「ゆめ(夢)」などにかかる。ぬばたまの。むばたまの。
古今(905‐914)物名・四四九「うばたまの夢になにかはなぐさまんうつつにだにもあかぬ心を〈清原深養父〉」
浮世草子好色一代女(1686)三「烏羽黒(ウバタマ)の髪の落(おち)

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