烽(漢字)

普及版 字通 「烽(漢字)」の読み・字形・画数・意味


11画

(異体字)
15画

[字音] ホウ
[字訓] のろし・とぶひ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(ほう)。〔説文十上正字とし、(ほう)声。「燧(ほうすい)、候表なり。邊にるときは則ち火を擧ぐ」(段注本)とあり、のろしをいう。辺境には烽火台を設け、急変のあるときは火をあげて相伝えた。神霊高処に降る象。字はの声義を承ける。

[訓義]
1. のろし、とぶひ。
2. いましめ。

[古辞書の訓]
名義抄〕烽 トブヒ 〔字鏡集〕烽 ヒキル・ヒウチ・トブヒ

[熟語]
烽煙烽烟・烽火・烽起烽挙烽警烽鼓烽候烽砦・烽子・烽師烽戍烽燧烽燹・烽卒・烽台烽柝烽偵烽堡烽邏烽櫓
[下接語]
起烽・挙烽・厳烽・守烽・夕烽・伝烽・辺烽・狼烽

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android