焙・炙(読み)あぶり

精選版 日本国語大辞典 「焙・炙」の意味・読み・例文・類語

あぶり【焙・炙】

〘名〙 (動詞「あぶる(炙)」の連用形名詞化)
① 火で焼くこと。火にあてて焼くこと。
※咄本・日待ばなしこまざらひ(1684‐88)中「弟子師匠をしたひてあぶりをせしゆへに扨こそあしすり寺といふ」
② 火にあてて暖めたり乾かしたりすること。
武家時代刑罰一つ罪人を焼き殺すもの。火あぶり
※歌舞伎・夢物語盧生容画(1886)六幕「ひょっと耳になった日には又も御用になった上、罪に落ちりゃあ焙(アブ)りの凶状

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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