精選版 日本国語大辞典 「無慙」の意味・読み・例文・類語
む‐ぞう ‥ザウ【無慙】
〘名〙 (形動) (「むざん(無慙)」の変化した語)
① =むざん(無慙)①
※宇治拾遺(1221頃)一〇「かかるつみをのみつくりしが、むざうにおぼえて」
② =むざん(無慙)②
※宇治拾遺(1221頃)三「むざうの申やうかな。ゆゆしきつみにも候」
③ =むざん(無慙)③
※宇治拾遺(1221頃)一〇「目を見あはせて泣きまどふさま、いといといみじ。あはれにむざうに覚えしかども」
④ かわいらしいこと。〔物類称呼(1775)〕
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