無欲恬淡(読み)むよくてんたん

精選版 日本国語大辞典 「無欲恬淡」の意味・読み・例文・類語

むよく‐てんたん【無欲恬淡・無欲恬澹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) あっさりしていて欲がなく、物事執着しないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「宗教家はもっと無欲恬淡(テンタン)であるべき筈だと言われていた」(出典:蛇と鳩(1952)〈丹羽文雄〉かりそめの成功)

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四字熟語を知る辞典 「無欲恬淡」の解説

無欲恬淡

あっさりしていて欲がなく、物事に執着しないこと。

[活用] ―な・―に・―だ。

[使用例] 宗教家はもっと無欲恬淡であるべき筈だと言われていた[丹羽文雄*蛇と鳩|1952]

[使用例] 兼実にとって、その無欲恬澹上人が舎利泥棒であるという訴えが、ひどく意外だったことは事実であろう[花田清輝*小説平家|1965~67]

[解説] 「恬淡」は執着のないこと。「恬澹」とも書きます。

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