デジタル大辞泉
「無生」の意味・読み・例文・類語
む‐しょう〔‐シヤウ〕【無生】
仏語。生じることがないこと。生滅変化しないこと。また、生じたり変化したりする迷いを超えた絶対の真理、または悟り。
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む‐しょう ‥シャウ【無生】
〘名〙 仏語。
① 生起し消滅するというあり方を離れていること。一切の
事物・
現象が空
(くう)であるから、そこに生滅の変化はないとしてこのように説く。
※
法華義疏(7C前)一「猶索
二三界尽無生二智
一、然今已発
二大乗機
一」 〔
円覚経〕
※真如観(鎌倉初)「但し真如を観ぜば、或いは法身の身、無生
(ムシャウ)を証じ」 〔
最勝王経‐一〕
③
阿羅漢(あらかん)のこと。阿羅漢は涅槃に入って再び迷いの世界に生まれてこないところからいう。
※米沢本沙石集(1283)一〇末「
天台の云、真の無生
(ムシャウ)の人は福をすてつくらす、況罪をやと云へり」
む‐せい【無生】
〘名〙
生命のないこと。
生活機能のないこと。〔改正増補和訳英辞書(1869)〕
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