無症候性キャリア(読み)ムショウコウセイキャリア

デジタル大辞泉 「無症候性キャリア」の意味・読み・例文・類語

むしょうこうせい‐キャリア〔ムシヤウコウセイ‐〕【無症候性キャリア】

疾患原因となるウイルス細菌感染しているのに、症状が現れていない人をいう。→キャリア4

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無症候性キャリア」の意味・わかりやすい解説

無症候性キャリア
むしょうこうせいキャリア

HIV (ヒト免疫不全ウイルス) に感染していても,まだ発病していない人のこと。 HIVに感染しても,8割の人は,まったく症状が出ないといわれる。残りの2割の人は,感染から約2週間後発熱,咽頭痛,筋・関節痛リンパ節のはれ,不定の発疹 (はっしん) などのかぜ症状が現れるが,1~2週間で回復以後,本格的な発症まで自覚症状がない。しかし平均2~5年で,これら無症候キャリアも発病するといわれる。

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