無義(読み)むぎ

精選版 日本国語大辞典 「無義」の意味・読み・例文・類語

む‐ぎ【無義】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 意味のないこと。つまらないこと。空しいこと。
    1. [初出の実例]「因果を睠(かへり)み不(ず)非理無義なり。是を以て定めて知る、非理の現報、無義の悪報なることを」(出典日本霊異記(810‐824)下)
  3. 仏語。凡夫のはからいを離れていること。人間のことばや思想を越えていること。浄土真宗でいう。
    1. [初出の実例]「念仏には無義をもて義とす」(出典:歎異抄(13C後)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android