無辜(読み)ムコ

デジタル大辞泉 「無辜」の意味・読み・例文・類語

む‐こ【無×辜】

《「辜」は罪の意》罪のないこと。また、その人。
家臣ほしいまま手刃するばかりでなく、―の良民を捕えて」〈菊池寛忠直卿行状記
[類語]無罪無実

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精選版 日本国語大辞典 「無辜」の意味・読み・例文・類語

む‐こ【無辜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「辜」は「罪」の意 ) 罪がないこと。また、その者。
    1. [初出の実例]「擅使往来、彼此一同、無辜百姓侵擾不已」(出典吾妻鏡脱漏・嘉祿三年(1227)五月一四日)
    2. 「教法宗派の争を起し、七十万余の無辜を殺戮し」(出典:匏菴十種(1869)〈栗本鋤雲〉鉛筆紀聞)
    3. [その他の文献]〔書経‐泰誓〕

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普及版 字通 「無辜」の読み・字形・画数・意味

【無辜】むこ

無罪。

字通「無」の項目を見る

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