無酸素症(読み)むさんそしょう(その他表記)anoxia

翻訳|anoxia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無酸素症」の意味・わかりやすい解説

無酸素症
むさんそしょう
anoxia

生体組織の酸素不足状態低酸素症というが,これがさらに進んで生体組織の酸素が極端に不足した状態を無酸素症という。酸素不足が極端になると,意識不明,けいれん血圧降下,あるいは徐脈などをきたし,やがて死にいたる。

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世界大百科事典(旧版)内の無酸素症の言及

【ハイポキシア】より

…臓器,組織,細胞が正常な機能を営むのに必要な酸素の供給や消費が障害された状態で,低酸素症ともいう。組織代謝に必要な酸素の供給が停止した状態をアノキシアanoxiaまたは無酸素症といい,しばしばハイポキシアと同じ意味に用いられるが,厳密には生体ではアノキシアは存在しない。ハイポキシアは原因に応じて次のように区別される。…

※「無酸素症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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