焦死(読み)こがれじに

精選版 日本国語大辞典 「焦死」の意味・読み・例文・類語

こがれ‐じに【焦死】

〘名〙
① 焼け焦げて死ぬこと。焼死
太平記(14C後)二五「皆火に入る夏の虫の如くにて燋(コガ)れ死にこそ死けれ」
② 激しく恋い慕うあまりに、心身ともに病んで死ぬこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)三「我が君の御事恋したひ焦がれ死にと承及しが」

こがれ‐し・ぬ【焦死】

〘自ナ四〙 こがれし・ぬ 〘自ナ変〙 人を恋い慕って、焦がれ死にする。
※俳諧・芭蕉庵小文庫(1696)春「こがれ死ぬためしも聞かず猫の妻〈史邦〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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