然あれど(読み)シカアレド

デジタル大辞泉 「然あれど」の意味・読み・例文・類語

しかあれど

そうではあるが。しかしながら。しかはあれど。しかあれども。しかれど。しかれども。
「知れる人わづかに一人二人なりき。―、これかれ得たる所、得ぬ所、互ひになむある」〈古今仮名序

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「然あれど」の意味・読み・例文・類語

しか【然】 あれど

接続詞的に用いて先行事柄に対し、後続の事柄が反対対立関係にあることを示す。そうであるが。しかしながら。しかれど。されど。しかあれども。
※古今(905‐914)仮名序「いにしへのことをも、歌のこころをも、知れる人、わづかにひとりふたりなりき。しかあれど、これかれ、得たるところ、得ぬところ、たがひになむある」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android