然した(読み)サシタ

デジタル大辞泉 「然した」の意味・読み・例文・類語

さし‐た

[連体]《「さしたる」の音変化。下に打消しの語を伴って用いる》取り立てていうほどの。これという。「さした目的もなく参加した」
[補説]「然した」とも書く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「然した」の意味・読み・例文・類語

そう‐した さう‥【然した】

連体〙 (副詞「そう(然)」に、動詞「する」の連用形「し」と助動詞「た」が付いて一語化した語) そのような。そんな。そういう。
歌舞伎熊野山開帳(1696)上「はてわけもないそうした事ではござらぬ」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「然(サ)うした深い考が有って云った訳ぢゃないから」

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