然だに(読み)サダニ

デジタル大辞泉 「然だに」の意味・読み・例文・類語

だに

せめてそのようにでも。
「―も候はば、官加階は肩をならぶる人もあるまじきぞ」〈平家・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「然だに」の意味・読み・例文・類語

さ【然】 だに

(「だに」は副助詞) せめてそのようにでも。
源氏(1001‐14頃)若菜上「まことは、さだにおぼしゆるいて、われも人も、心得て、なだらかにもてなし過ぐし給はば」

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