然る(読み)サル

デジタル大辞泉 「然る」の意味・読み・例文・類語

さる【然る】

[連体]《動詞「さ(然)り」の連体形から》
名称内容を具体的に示さずに、人・場所物事などを漠然とさしていう語。ある。「然る人の紹介」「然る子細があって」
(前の事柄を受けて)そのような。そういう。
「―女の今の世にあらじとや」〈宇津保・内侍督〉
しかるべき。相応の。りっぱな。
「別当入道―人にて」〈徒然・二三一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android