焼米・糄(読み)やきごめ

精選版 日本国語大辞典 「焼米・糄」の意味・読み・例文・類語

やき‐ごめ【焼米・糄】

〘名〙
新米を籾(もみ)のまま煎(い)り、搗(つ)いて平たくし、殻を取り去ったもの。いりごめ。やいごめ。《季・秋》
正倉院文書‐神護景雲四年(770)九月一日・長江田越麻呂状「一焼米一紙帋 右物雖乏少、人給之料奉進、乞領納、悦歓莫極」
※俳諧・春泥句集(1777)秋「焼米や其家々のいせの神」
水口(みなくち)祭の供物にする焼いた米。《季・春》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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