焼酎火(読み)ショウチュウビ

デジタル大辞泉 「焼酎火」の意味・読み・例文・類語

しょうちゅう‐び〔セウチウ‐〕【焼酎火】

焼酎アルコールを布きれに浸してともした火。歌舞伎狐火きつねび幽霊の出る場面などに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「焼酎火」の意味・読み・例文・類語

しょうちゅう‐び セウチウ‥【焼酎火】

〘名〙 布切れに焼酎を浸し、それに火をつけたもの。芝居で幽霊が出る場面などに使用する。
※歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)四立「釣鐘龍頭にかけてある守り袋より、せうちう火燃ゆる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の焼酎火の言及

【歌舞伎】より

…関西では明治以降に用いられるようになった。 焼酎火(しようちゆうび)小道具。人魂(ひとだま)や狐火に見せるもの。…

※「焼酎火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android