煙硝火(読み)エンショウビ

デジタル大辞泉 「煙硝火」の意味・読み・例文・類語

えんしょう‐び〔エンセウ‐〕【煙硝火】

歌舞伎小道具幽霊化け物などの出る場面で、また、銃砲を撃つ場面で、火薬を発火させて見せる火。

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精選版 日本国語大辞典 「煙硝火」の意味・読み・例文・類語

えんしょう‐びエンセウ‥【煙硝火・焔硝火】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎の小道具で、大砲小銃をうつとき、また、幽霊の出るときなどに用いる煙硝の火。
    1. [初出の実例]「煙硝火(エンセウビ)ぱっと立って、蚊帳の外へ小平次の亡霊現れ」(出典:歌舞伎・彩入御伽草おつま八郎兵衛)(1808)小平次内の場)

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