照葉野茨(読み)テリハノイバラ

デジタル大辞泉 「照葉野茨」の意味・読み・例文・類語

てりは‐のいばら【照葉野茨】

バラ科の落葉低木。海岸沿いに生える。茎は地をはい、とげをもつ。葉は楕円形小葉からなる複葉でつやがある。6月ごろ、白い5弁花が咲き、秋に赤い卵球形の実を結ぶ。

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精選版 日本国語大辞典 「照葉野茨」の意味・読み・例文・類語

てりは‐のいばら【照葉野茨】

  1. 〘 名詞 〙 バラ科の落葉低木。本州の宮城県以南・四国・九州の川原海辺に生える。枝は地面をはって長さ三メートル以上にもなり、鋭いとげを散生する。葉は互生し、奇数羽状複葉で普通三~九個の小葉からなる。小葉は長さ一~二センチメートルの卵形または楕円形で縁に鋸歯(きょし)があり、やや厚くて光沢があり両面無毛。夏、やや短い枝の先端が少数花をつける花序となり、径約三センチメートルの白い五弁花を開く。実は長径約一・五センチメートルの卵球形で濃赤色または紫紅色に熟す。はいいばら。はまいばら。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「照葉野茨」の解説

照葉野茨 (テリハノイバラ)

学名Rosa wichuraiana
植物。バラ科の落葉低木,園芸植物,薬用植物

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