熊葛(読み)クマツヅラ

デジタル大辞泉 「熊葛」の意味・読み・例文・類語

くま‐つづら【熊葛】

クマツヅラ科多年草山野に自生し、高さ50~70センチ。葉は対生。夏、紫色小花穂状につける。乾燥したものを漢方馬鞭草ばべんそうといい、月経困難・皮膚病炎症などに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「熊葛」の意味・読み・例文・類語

くま‐つづら【熊葛】

〘名〙 クマツヅラ科の多年草。本州四国、九州の野原路傍に生える。茎は稜(りょう)があり四角で、よく分枝して高さ三〇~八〇センチメートルぐらいになり、全体に短毛がある。葉は対生で長さ三~一〇センチメートルになり卵形、ふつう三深裂し、縁には鋸歯(きょし)がある。夏、枝先に細長い花序を出し漏斗形で紫色の小花を穂状に密生する。漢方で通経、はれ物の薬に用いる。漢名馬鞭草。《季・夏》 〔本草和名(918頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「熊葛」の解説

熊葛 (クマツズラ・クマノツズラ)

学名Verbena officinalis
植物。クマツズラ科の多年草,薬用植物

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