熱可塑性ゴム(読み)ねつかそせいごむ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「熱可塑性ゴム」の意味・わかりやすい解説

熱可塑性ゴム
ねつかそせいごむ

熱可塑性エラストマー

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の熱可塑性ゴムの言及

【合成ゴム】より

…日本においても66年を境に合成ゴムの使用量が天然ゴムのそれを上回った。
[ステレオゴムと熱可塑性ゴム]
 1953年,西ドイツのK.チーグラーによって発見され,その後イタリアのナッタG.Nattaによって展開されたチーグラー触媒は,有機金属化合物と遷移金属化合物とを組み合わせた触媒であるが,この系統の触媒を使用して高シス‐1,4ポリイソプレン(イソプレンゴム),高シス‐1,4ポリブタジエン(ブタジエンゴム)などの立体規則性ポリマーの合成が可能となり,いわゆるステレオゴムの登場として注目を集めた。とくに高シス‐1,4ポリイソプレンは天然ゴムとほとんど同じ立体構造をもった合成ゴムであり,天然ゴムと同じものを合成しようという化学者の念願がここにほぼ実現するに至った。…

※「熱可塑性ゴム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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