熱間圧延(読み)ねっかんあつえん

精選版 日本国語大辞典 「熱間圧延」の意味・読み・例文・類語

ねっかん‐あつえん【熱間圧延】

〘名〙 鋼などの金属材料を再結晶温度以上に加熱して行なう圧延。圧延動力が小さくてすみ、鍛造品と同様な良い性質を材料に付与する。熱延

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の熱間圧延の言及

【圧延】より

…プラスチックをカレンダーロールと呼ばれる比較的細い2本のロールの間を通して,ラップ類や小さな調味料容器用の膜を製造するのも圧延の一種である(プラスチック成形加工)。
[圧延工程]
 金属材料は圧延によって,板,棒,線,形材,管などに加工されるが,その際に材料を加熱した状態で行う熱間圧延hot rollingと,加熱しないで行う冷間圧延cold rollingとがある。熱間圧延は大きな変形が可能であり,インゴットを分塊圧延したり,板材,形材の圧延に適しているが,仕上げ面が酸化される欠点がある。…

※「熱間圧延」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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