普及版 字通 「爪(漢字)」の読み・字形・画数・意味
爪
常用漢字 4画
[字訓] つめ
[説文解字]
[字形] 象形
鳥獣などの長爪の形。〔説文〕三下に「(と)るなり。(くつがへ)せる手を爪と曰ふ」とする。手下にかくされている長爪をいう。金文に「爪」の語がみえるが、その爪はの形にかかれている。しいて分別すれば、爪は鳥爪、は掌中にかくされている獣爪の形であろう。
[訓義]
1. つめ。
2. つめかく、つめきる。
3. 爪の形のもの、かぎ、こはぜの類。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕爪 豆米(つめ)〔名義抄〕爪 ツメ
[部首]
〔説文〕〔玉〕に孚・爲(為)など三字を収める。孚は俘の初文。また爲は象を使役する形の字。いずれももと(ゆう)(手)に従う字で、爪の意を含むものではない。
[語系]
爪・・抓tzheu、suは声義近く、爪・は名詞、抓・は動詞に用いる。はまた蚤に作る。
[熟語]
爪印▶・爪▶・爪角▶・爪距▶・爪痕▶・爪士▶・爪子▶・爪嘴▶・爪杖▶・爪翦▶
[下接語]
爪・琴爪・虎爪・紅爪・鴻爪・指爪・手爪・爪・鳥爪・猛爪・鷹爪・利爪・竜爪
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報