爪を銜える(読み)つめをくわえる

精選版 日本国語大辞典 「爪を銜える」の意味・読み・例文・類語

つめ【爪】 を 銜(くわ)える

① 心の中でうらやましく思いながら、手だしできないでだまって見ている。ゆびくわえる。
浮世草子・嵐無常物語(1688)上「今時さかしき事むかしはなき事と乳母も三十以前をおもひ出して爪食(ツメクワ)へける」
評判記・吉原恋の道引(1678)つぼね「つめをくわへ、はもじげにかたみすくめ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android