爪長(読み)ツメナガ

デジタル大辞泉 「爪長」の意味・読み・例文・類語

つめ‐なが【爪長】

《「爪に火をともす」の言葉から、火をともすために爪を長くする意》非常にけちなこと。また、その人。
内方は生まれついての―でござれば」〈伎・五大力

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精選版 日本国語大辞典 「爪長」の意味・読み・例文・類語

つめ‐なが【爪長】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 爪が伸びて長いこと。また、そのさま。
  3. ( 「爪に火をともす」の諺から、火をともすために爪を長くするの意 ) 非常に欲深いこと。けちなこと。また、その人やさま。吝嗇(りんしょく)。けちんぼう。
    1. [初出の実例]「あのふくらやはかくれもない爪(ツメ)長」(出典:談義本・医者談義(1759)四)

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