爪音(読み)ツマオト

デジタル大辞泉 「爪音」の意味・読み・例文・類語

つま‐おと【爪音】

琴爪で琴を弾く音。
馬のひづめの音。
[類語]物音足音靴音槌音鐘声

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「爪音」の意味・読み・例文・類語

つま‐おと【爪音】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 琴爪で琴をかきならす音。琴の音。
    1. [初出の実例]「和琴に、大将も耳とどめ給へるに、なつかしく愛敬づきたる御つまをとに、ひき返したる音の、めづらしく今めきて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)
  3. 馬の蹄(ひづめ)の音。
    1. [初出の実例]「雪深みこまのつまをとおともせず山した水にわたすいた橋」(出典:国基集(1102頃))

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