片流(読み)かたながれ

精選版 日本国語大辞典 「片流」の意味・読み・例文・類語

かた‐ながれ【片流】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一方にだけかたよって流れること。
    1. [初出の実例]「膝つきにまじなふ燭の片流れ〈蓼太〉 媒なれたる御内儀の顔〈武貞〉」(出典:俳諧・七柏集(1781)鎧渡楼興行)
  3. 屋根の、棟から一方の軒までの称。〔日本建築辞彙(1906)〕
  4. 雨水が一方にだけ流れ落ちるようにつくった屋根。また、その構造。片延(かたはえ)造り。片屋根。⇔両下(まや)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android