片眼鏡(読み)かためがね

精選版 日本国語大辞典 「片眼鏡」の意味・読み・例文・類語

かた‐めがね【片眼鏡】

〘名〙 片方の目だけに掛けるようにつくられた眼鏡単眼鏡モノクル
※大英游記(1908)〈杉村楚人冠〉本記「例の片眼鏡(カタメガネ)越に覗(のぞ)き込みながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の片眼鏡の言及

【眼鏡】より

…初めは鋼製で頭に押しつけて固定していたが,後にちょうつがいや繰出しがついた。欧米の流行をみると,18世紀には取っ手つきの単玉眼鏡(片眼鏡,キッシング・グラス)が,世紀後半には取っ手つきの複玉眼鏡(はさみ眼鏡,シッサー・グラス)が,当時の劇場などでは小型望遠鏡のプロスペクト・グラス(フランスではロルニエットと呼ばれる)が流行した。また,取っ手つきの単眼鏡モノクルにひもをつけ首にかけるものが19世紀に現れ,社交界に広まった。…

※「片眼鏡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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